先日から続いている角館のお祭り、車の製作です。
車輪の修繕の様子はこちらから。
車輪の製作はこちらから。
車輪の原材料からの切り出しの様子はこちらから。
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箍(タガ)を巻く
今回はタガを巻く様子をお伝え致します。
準備
タガを巻く前の車輪です。
実際に嵌めるタガです。
タガを炙る炭台と冷すための水を入れる水槽です。
いよいよ作業
タガを炙る炭台に炭を投入し、火を着けます。
タガを炙ります。
もちろん、これから木を足します。
雑把木をくべて、空気を送ります。
しばらくすれば燃えあがります。
火力が強くなるまでのあいだ、水槽に水を張りました。
これで準備万端です。
煌々と炎があがります。
火力が本物になりました。
この距離でも炎があつくて近づけません。
火振りかまくらのような感じでした。
十分に加熱されたタガは真っ赤になります。
炭のあいだから真っ赤になったタガが見えるでしょうか。
十分加熱したので、タガを取りだします。
このあと、移動し、車輪に嵌めます。
さぁ、いよいよ車輪と一体になります。
タガは高温ですので、車輪と接すると車輪が燃えます。
しかし、定位置まで押しこむ必要があります。
非常に熱いです。
定位置までタガを押しこんだら、車輪ごと持ち上げます。
先程準備した水槽に入れ、タガを冷やします。
「ジュー」という音と水蒸気が辺りを包みます。
大分冷めました。
水槽の水はあっというまに温水に変わりました。
車輪は4本ですので、4回繰り返します。
その後、タガが外れないようにボルトを打ったり、ビスを打ったりします。
焼けや汚れがありますので、研磨します。
そしてやっとお客様に納品できるようになります。